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活動記録

FIELD NOTE

BULLETIS初の「船」と「島」。牡鹿半島から金華山・黄金山神社へ

月に1回くらいは外へ出て撮る。その流れで、以前から候補に挙げていた金華山へ行ってきました。

BULLETISとして初めての「島」であり、初めての「船」。2026年8月20日、曇りで蒸し暑い日の記録です。

活動日: 2026年8月20日

金華山の裏参道から見た海。草地に2本の木が立ち、その足元に3頭の鹿がいる。対岸には牡鹿半島の山並みが見える
裏参道からの景色。ここで改めて「島にいる」と感じました。

ずっと候補に入れていた場所

小僧不動の滝の記事の最後に、今後行きたい場所として金華山の名前を挙げていました。今回その金華山に、ようやく行けることに。

BULLETISにとっては初めての「島」であり、初めての「船」。これまで撮ってきたのは車で行ける場所ばかりだったので、船に乗らないと辿り着けない場所というだけで、この日は少し勝手が違いました。

2026年8月20日。天気は曇り、気温は30度近く、蒸しっとした一日でした。

AM8:00、石巻・鮎川港へ

Naofumiの愛車(タフト)で、石巻市の「ホエールタウンおしか(鮎川港)」まで1時間30分ほど。石巻女川ICまで高速道路を使い、そこから先、牡鹿半島は下道。

基本は海沿いの道なのですが、途中は2車線ではない山道だったり、上り下りがあったり、トンネルを抜けたり。東日本大震災のあとに作られた・作り直されたのであろう新しい道路や橋も。

仙台市の近くに住んでいると、なかなか見ない高低差と風景。移動そのものが、すでに撮影地に向かう時間という感じでした。

車窓から見た牡鹿半島の海。奥に山が連なり、海面には養殖の浮きが並んでいる
牡鹿半島の海沿い。仙台の近くでは見ない風景が続く。

9:40、受付とかっぱえびせん

9:40、ホエールタウンおしかの駐車場に到着。

実のところ、けっこうギリギリでした。。。予約した際に「出発の15分前には受付に来てください」と案内があったのですが、その15分前ちょうどくらいです。

(金華山行きの船は事前予約が必要です。これから行く方はご注意を!)

建物に入るとすぐ受付があり、「ここかな…?」と不安な感じで覗いていたら、受付にいた女性の方から、TANAYANの本名で「◯◯さん?」と親しみのある声がけ。「そこに座って待っててくださーい!」と言われ、荷物をおろして待っていると、料金の徴収と、金華山のパンフレット、そしてなぜか「かっぱえびせん」。

→ このかっぱえびせんが、このあと大活躍します。

ホエールタウンおしかの館内。「金華山行き きっぷ売場」「網地島」などの案内看板が並んでいる
館内の受付
木製の丸テーブルに置かれた、シードリームの乗船券、金華山フェリーのパンフレット、かっぱえびせん、アクションカメラ、スマートフォン
乗船券、パンフレット、そしてかっぱえびせん

9:55、撮影の準備を一段落終えて雑談していると、名前が呼ばれました。平日だから同乗者は少ないだろうと予想していたのですが、意外といます。合計10名ほどの名前が呼ばれ、みんなで鮎川港へ3分ほど歩きました。

クジラのオブジェが載った青い波形のモニュメント「ようこそ鮎川港へ」。手前にリュックを背負った人物の後ろ姿
ここ鮎川港から船に乗ります

海上タクシー「シードリーム」

10:00、いざ船へ。「シードリーム」という名前の海上タクシーです。船の後部にあった椅子に座りました。

岸壁に係留された赤い船。船体に「海上タクシー Sea Dream」と書かれ、操舵室の上に2階部分がある
このシードリームに乗っていざ金華山へ

料金は往復ひとり3,500円(2人で7,000円)。予約時は内心「高いな…」と思っていたのですが、乗ってみるとそんなことはありませんでした。

まず、ウミネコがお出迎え。餌をもらえることを知っているのでしょう、船の後ろを頑張って追ってきます。貰ったかっぱえびせんを投げてみるのですが、全部海に落ちます(笑)(それでも拾って食べている様子)。ウミネコより船のほうが速い。

船の航跡の上を飛ぶウミネコ。手前にかっぱえびせんを持った手が伸びている
投げても届かない... ウミネコより船のほうが速い

そして肝心の乗り心地はというと、

遊園地のアトラクションよりも”リアル”なアトラクション。

揺れる、揺れる。平日の船は14人乗りの小型船でした(土日はひとまわり大きい「観光用」の船になるそうです)。このまま漁に出るのでは、と思うような感覚です。軽く船酔いもしましたが、あまりできない体験でした。

※実は帰りのほうがもっとスリリングだったのですが、その話は後ほど。

12分ほど波に揺られて、金華山港に到着。ここでもウミネコがお出迎えです。

迎えの船が来るのは12時頃。滞在時間は2時間ないくらいです。どれくらいの時間で撮影しながら回れるのか分からなかったので、この2時間が長いのか短いのか、この時点では想像がつきませんでしたが、いざ。

砂浜と、二の鳥居と、鹿

船から降りると、きれいな砂浜のビーチ。そして向こうには大きな鳥居と山が見えます。

金華山港に着岸した赤い海上タクシー「シードリーム」。奥に防波堤と対岸の山並み、手前に砂浜
金華山港、ここまで12分
松に囲まれた坂道の先に立つ二の鳥居と、「金華山黄金…」と刻まれた石柱
二の鳥居。この先はいきなり急な坂道。

二の鳥居をくぐると、そこは急な坂道でした。船酔いのあとにこの坂道、しかもこの暑さは正直キツい。ただ、登るほどに景色は綺麗で、それを横目になんとか登っていきます。

表参道と裏参道への分かれ道あたりで、鹿さん登場。

実は鳥居の周辺にも鹿の糞らしきものがちらほらあって、いつ現れるんだろうと思っていたところで、急に登場!

そこからしばらく、2人でのカメラ撮影会。

草地と岩の斜面で草を食む十数頭の鹿。中央に大きな枯れ木が立っている
急に登場した鹿さん、しばらく撮影会

表参道と、高い木

その後、表参道のほうへ向かいます。赤い橋と、またまた鳥居(三の鳥居)、そして小さな神社(浜神社)。

そのまま奥は、遠く長い一本の参道。高くて大きい木が左右から挟まれるようにそびえ立っていて、いつからここにあるんだろうと思うほどの木がたくさん。歴史を感じる場所です。

左右から高い杉が挟むように立ち並ぶ表参道。奥に社殿の石段が見える
いつからここにあるんだろう、と思うほどの木
杉の巨木に挟まれた参道を、機材を持って歩く人物
見上げながら、止まっては撮り、また歩く

それに、橋があるということは川に水が流れているということで、つまりどこかに水源があるはず。それほど大きな山ということなんだろうか、とも思いました。雪解け水ではないでしょうし、ここは謎のまま。。。

そういえば、「二の鳥居」→「三の鳥居」と来て、一の鳥居を通っていないなと思ったら、鮎川港の反対側あたり、船に乗る前の本土のほうにあるそうです。これはお預け。

金華山黄金山神社

本殿かと思いきや、その手前にある広場(というのでしょうか)に出ました。立派な建物や御神木があり、遠くのほうには小さな神社もいくつか。

それなりに神社は行っているほうだと思うのですが、

この神社、大きいぞ。

と。そこにも鹿が自然に歩いていて、まさに異世界。

本殿前の広場を歩く2頭の鹿。奥には大きな御神木がそびえている
広場を鹿が普通に歩いている。まさに異世界。
「黄金山神社」の扁額が掛かる随神門と、その奥へ続く石段。手前を1頭の鹿が横切っている
随神門。ここでも鹿が横切っていく。

随神門をくぐり、それなりの段数のある階段を登ると、やっと本殿「金華山黄金山神社」に到着。

普段は小銭を持ち歩かないTANAYANですが、この日ばかりは10円玉を数枚持ってきていました。2人で賽銭をして、手を合わせます。

緑青色の屋根と細かな彫刻が施された金華山黄金山神社の本殿。背後は深い森
金華山黄金山神社。10円玉を数枚、この日のために。

一通り撮影を終えて、来た階段を下ります。登るときは気が付かなかったのですが、階段の上に立っている木は桜でした。春は綺麗だろうな、と思いながら下りていく。

銭洗所と、巾着袋

階段を下りて左奥のほうにちらっと見えた社に向かうと、そこは「金樁神社」と「銭洗所」。

「銭洗所」と書かれた木の立て札と、口から水を注ぐ龍の像。奥に大きな石碑が立っている
龍の口から水が出ています。

TANAYANが持ってきた10円玉を1枚、銭洗所にあったカゴに入れて洗ってみるが、なんだか絵にならない。1枚だけだと、どうにも寂しい。

湧き水を張った石の水場に置かれた竹のカゴ。中に10円玉が1枚だけ入っている
これが、その1枚です。

それを見ていたNaofumiが、カバンから巾着袋を取り出して、小銭をジャラジャラとカゴに入れていく。そうそう、これこれ(笑)

ちなみに、これで世の中の不浄も洗い流されるそうです。

竹のカゴいっぱいに入れられた小銭を、湧き水の中で持ち上げている手
そうそう、これこれ(笑)

参拝者休憩所で、熱いお茶

そのあと「参拝者休憩所」と書かれた看板のある建物があったので、入ってみました。物販と、少し奥にお守り売り場。ここで小判型のお守りを購入。

そして同じ建物にあった休憩所で休憩することに。休憩する時間はないかなと思っていたのですが、この暑さで休憩しないのも酷です。

中はちゃんとした広めの休憩所。クーラーはなく扇風機だけではあるけど、どことなく涼しい。そして、コップと「水」が入っているであろう容器が置いてあります。

コップに注ぐと、湯気が立つ。。。

いやいや、よく見たら保温の容器!この暑い中、アツアツのお茶。まさかである。でも、飲んでみたらそれはそれで良い。もはやアリでした。

瓦屋根の大きな木造建築。入口に「参拝者休憩所」と書かれた白い看板が立っている
参拝者休憩所。物販とお守り売り場もここに。
畳敷きの広い休憩所。座卓と座布団が並び、奥のテーブルに保温ポットとコップが置かれている
クーラーはなく扇風機だけ。でも、どことなく涼しい。

10分ほど、機材の話をしたりカメラのバッテリーを交換したりしながら休憩。

このとき、テーブルに置いていた持参の飲みものが結露しているのを見た、汗ダラダラのNaofumiが一言。

オレ、体温35度台で低いんだけど、この結露と同じかもしれない。

要は、中が冷たくて外が暑いと結露する、あれと同じ現象ではないかということです。TANAYANは妙に納得しました。なぜか、この話をしたことをよく覚えています。

裏参道から見えた「島」

休憩して回復した2人は、行きに通った表参道ではなく、裏参道から出ることにしました。

道を行くと、まさに絶景。

実のところ、神社の中にいる間はあまり「島」ということを感じていなかったのですが、ここに来て改めて島にいるんだと感じました。高い場所から見る広い海と、少し向こうには、船で渡る前にいた本土が見える。

裏参道の舗装路と草地の向こうに広がる海。数本の松が立ち、対岸には本土の山並みが霞んで見える
裏参道。ここで、島にいるんだと改めて思う

そして少し行くと、鹿が数頭。2本のちょっとした木と、広い海と空に、数頭の鹿。撮影してくださいと言わんばかりのロケーションで、バフがすごい。

しかもここに来て、天気まで晴れてきました。この日は曇り予報、なんなら雨予報まであったのですが、バフにバフです。カメラのタイマーを使って、2人でも撮影。

草地の丘に立ち、海と対岸の山を眺めるBULLETISの2人の後ろ姿。間に小さな木が1本
カメラのタイマーで。天気まで晴れてきた

そんなこんなで12時が近づいてきたので、船の場所まで下ることに。

下っていると、こんな坂道だったのかと思うほどの下り坂です。にしても、景色が綺麗すぎる。

木々に囲まれた下り坂の舗装路を歩いてくる人物
こんな坂道だったのかと思うほどの下り
柵の前に立ち、海と港に向けてカメラを構える人物の後ろ姿。手前に松の木
下りながらも止まって撮る

下りきったところにあった砂浜も、来たときより段違いで綺麗。カメラに手が伸びまくります。

晴れた空の下、金華山港の桟橋を歩く人物。奥に防波堤と対岸の山並み
来たときとは別の場所のよう
砂浜と、打ち上げられた貝殻が帯のように集まっている波打ち際の寄り
下りきったところの砂浜。カメラに手が伸びまくる

帰りの船が、この日のハイライト

12時。船に乗り込みます。

船上から見た金華山港の岸壁。上を1羽のウミネコが飛び、奥の斜面には木々と車が見える
金華山港を離れる。海の色が来たときと違う。

これで終わりかと思いきや、ここがこの日のハイライトでもありました。船に2階があって、その2階に乗れたのです。

もう、これがアトラクションすぎました。ハンドルもあって運転しているような感じでもあるのですが、2階だからか、跳ねる跳ねる。飛ぶ。ハンドルを掴んでいないと、本当に海に投げ出されるかと思いました。

船の2階の操舵席。ハンドルを片手でしっかり掴んでいる。奥に明るい海が広がっている
掴んでいないと、本当に飛びます

それでもカメラを構える我々、『撮影魂』。そして天気もいいので、日焼けまっしぐら(笑)

船の2階の操舵席から見た船首と海。手前にハンドルの一部が写り込んでいる
2階から見た船首。この直後から跳ね始める
船の後方に広がる白い航跡と、それを追って飛ぶ数羽のウミネコ。右手に金華山の山肌
帰りもウミネコが追ってきた

本土が近くなると、船が一度止まったり(エンジンの関係でしょうか)、スピードがゆっくりになったりして到着しました。ジェットコースターも終わり際に一度止まって、ゆっくり発着場に着くと思うのですが、まさにその感じです。

クジラの載った青い波形のモニュメントが左右に立つ鮎川港の発着場。奥に停泊する船
鮎川港に帰着。行きに通ったモニュメントの間から戻ってきた

船を降りると、受付の方がいて、差し入れの冷たい缶のお茶。ありがたい。一気に飲み干しました。

窓辺で缶入りの緑茶を持つ手。窓の外には陸に上げられた漁船が見える
この1本が、本当にありがたかった

2時間は、短かった

そのあとお昼ご飯として、ホエールタウンおしかの施設内にある「海鮮レストラン なぎさ」で海鮮定食。ウマい。

黒い膳に載った海鮮定食。緑の器に刺身が盛られ、味噌汁とご飯が添えられている
海鮮レストラン なぎさの海鮮定食。ウマい。

行きの船の中では、金華山での2時間が長いのか短いのか分かりませんでしたが、結果としては、短かった。

砂浜、坂道、鹿、参道の木、本殿、銭洗所、休憩所、裏参道の絶景。歩きながら撮っていたら、あっという間に12時。晴れてきたのが後半だったこともあって、もう1回、違う季節に行きたいと思っています。

そして、次はどこへ行こうかと話しながら、とりあえず「White Deer」を見に行こう、ということに。

が、この話はまた別の機会に。

LOCATION INFO

実際に行ってみたい方は、公式の情報もあわせて確認してみてください。船は事前予約が必要です。

CREDIT

Writing
BULLETIS / TANAYAN
Photo
TANAYAN
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